コインランドリーの経営方法やメリット・デメリットなどを徹底解説!

コインランドリーを経営して副収入を得る方法をまとめました。

コインランドリー経営をしようと考えたとき、まず決めなければならないことが、『個人経営』にするか、『フランチャイズ』にするか、もしくは『地代収入』を得るかです。

今回の記事は、個人経営とフランチャイズ経営の開業までの流れや特徴の違いについてなどをまとめています。また、地代収入を得る方法についてもまとめています。

【本記事の特徴】

○コインランドリーの経営方法が具体的にわかる。

○コインランドリー経営のメリット・デメリットがわかる。

○コインランドリー経営のノウハウがわかる。

○最近のコインランドリーの実情がわかる。

○コインランドリー経営の難易度、収入、労働時間がわかる。

コインランドリー経営の種類|3パターンがある

コインランドリー経営は主に以下の3つのパターンがあります。

□Point
個人経営:自分自身でコインランドリーを経営する方法

フランチャイズ経営:コインランドリーチェーンのフランチャイジーになって経営を行う方法

地代収入経営:土地をコインランドリー業者に貸す方法

以下、詳しく説明していきます。

個人経営

自分自身でコインランドリーを経営する方法です。

コインランドリーを設置できる建物を持ち、必要な設備を導入するだけで、簡単にコインランドリーを開業することができます。

コインランドリーの収益源は、コインランドリーを利用した方の利用料なので、多くの利用者が訪れるよう設備や立地をよく検討する必要があるのに加え、開業後は上手に広告していく必要があります。

経営がうまくいけばそれだけ収益は大きくなり、一方で、利用者が少なければ赤字となってしまう可能性もあります。

フランチャイズ経営

コインランドリーチェーンのフランチャイジーになって経営を行う方法です。

フランチャイズサービスに加盟することで、加盟料などの負担はあるにしても、最初から知名度のある状態で始めることができます。

また、コインランドリーの経営にあたっては立地調査や収益計画、店舗レイアウトなどを決める必要がありますが、フランチャイズに加盟することで、これらの作業をフランチャイズ本部に任せることもできます。

地代収入経営

土地をコインランドリー業者に貸す方法です。

全国展開するコインランドリー業者などに、土地だけ貸して賃料を受け取る方法もあります。

コインランドリー事業の成功の有無に関わらず一定の賃料を受け取ることができる一方で、受け取れる賃料は自分で運営するのと比べるとかなり安くなってしまいます。

また、基本的に長期での借地となるため、途中で土地を返してほしいと思っても、簡単には返してもらうことはできない点にも注意が必要です。

コインランドリー開業までの流れ

①立地調査
土地を所有していない場合は、コインランドリーを開業するのに適した土地や物件を探す必要があります。所有地がある場合は、周辺の商圏調査を行います。こうした調査は、仲介業者に依頼することもできます。

②資金計画の立案
必要な収益プランを練ります。開業にどの程度の資金が必要であるかを算出するだけでなく、開業後にどの程度の収益が見込めるかも算出します。自己資金だけでは足りない場合には、金融機関に融資を依頼するという選択肢もあります。

③店舗運営の企画・立案およびレイアウトの決定
店舗の面積から、機器の種類や台数を決めます。機器の導入に関しては、購入するかリース(長期レンタル)するかで初期費用や毎月のコストが大きく変わります。

④施工
店舗レイアウトが決定すると、施工に移ります。

⑤開業
施工終了後は、雑誌などの細かな備品をそろえ、いよいよ開業となります。開業後は利用者が快適に利用できるように、定期的に店舗内の清掃や機器のメンテナンスを行うことが大切です。

開業までの大まかな流れは以上です。

個人経営とフランチャイズ経営の違い

【個人経営の場合】

コインランドリーを個人で経営する場合、上記で説明した一連の流れ(土地調査や施工の依頼など)をすべて自分で行うことになります。

経営を行う店舗選びや機器の種類、導入方法を考えるだけでなく、経営にかかるイメージや収支のバランスなど把握しておく必要があります。

「細かな計画を立てるのが好き」「店舗の経営経験がある」「自由に経営したい」と考える方は、個人経営に向いています。

【フランチャイズ経営の場合】

フランチャイズ経営の場合、立地調査や商圏調査、経営にあたってのプランニングは本部に任せることができます。

また、本部にクレームの対応を任せたり、他のフランチャイズ加盟店との情報交換ができます。

個人経営に比べ初期費用がかかりますが、副業で経営する場合など、オーナーの負担をできるだけ軽くしたい人におすすめです。

コインランドリー経営のメリット

コインランドリー経営のメリットは、

□メリット
①人件費が不要

②節税効果がある

③固定利用客がつきやすい

④ランニングコストが低い

です。

①人件費が不要

コインランドリーは設備を導入すればよく、後は定期的に掃除する程度なので人件費がほとんどかかりません。

②節税効果がある

コインランドリー経営をすることで、相続税を低く抑える小規模宅地等の特例や、設備費用の即時償却といった節税効果を期待できます。

小規模宅地等の特例は、相続時に限度面積までの部分について相続税の減額を受けられるもので、コインランドリー経営では、400平米までの部分について80%の減額と大幅な節税を受けることができます。

【設備費用の即時償却について】

コインランドリーでは、最初に設備費用として1,000万円程度の費用が必要になりますが、中小企業促進税制を利用することで、通常数年間かけて償却していくものを最大で100%の即時償却が可能で、大きな節税効果が期待できます。

③固定利用客がつきやすい

コインランドリーを利用する人はリピーターになりやすく、定期的に利用してくれるリピーターを増やしていけば安定した収益を得ることが可能です。

④ランニングコストが低い

アパートやマンションでは経年劣化に伴い、さまざまな修繕が必要となりますが、コインランドリーでは、最低限の補修は必要なものの、人が住むわけではないため、そこまで気にする必要がありません。

コインランドリー経営のデメリット

コインランドリー経営のデメリットは、

□デメリット
①初期費用が高額

②犯罪の場になるリスクがある

③高収益は見込めない

④競合店との差別化が難しい

です。

①初期費用が高額

コインランドリーは建物自体が比較的安く建てられる一方で、機器や設備の導入にお金がかかります。コインランドリーといっても、必要なのは洗濯機だけではなく両替機や監視カメラなど、必要なものは多岐にわたります。

なお、これらの初期費用を抑えるために設備のリースを受けることもできます。

②犯罪の場になるリスクがある

コインランドリーは基本的に無人経営となるため、両替機を狙った強盗や下着泥棒など、犯罪のリスクもあります。

放置すると、固定客が離れてしまう可能性もあるため、監視カメラを設置し、見つけたらすぐに対処する必要があります。

③高収益は見込めない

コインランドリーは人々の間に認知が広まり、事業が軌道にのれば比較的安定した収益が期待できる一方で、認知が広まるまでに時間がかかり、また事業が軌道に乗ったとしてもそこそこの収益しか見込めません。

とはいえ、コインランドリーの利回りは15%程度を見込めるなど他の土地活用と比べても比較的高い利回りを実現できます。

コインランドリー経営は「そこそこ」、「継続的に」収益を得たいと考えている人にぴったりの副業と言えます。

④競合店との差別化が難しい

コインランドリー経営では立地が重要で、事業内容での差別化が難しい側面があります。

その中でも、コインランドリーでの洗濯が終わったらメールで知らせるサービスや、プリペイドカードを発行するなど細かなサービスを積み重ねて、リピーターを増やしていく努力を重ねることが大切です。

最近では、洗濯をしている最中に店内で待っている人向けに居心地の良い空間を提供するコインランドリーが増えてきています。

コインランドリー経営の利回りについて

コインランドリー経営は一般的に15%程度の利回りが得られることが多く、6~10%程度が相場のアパート・マンション経営等と比べて比較的高い利回りを実現することができます。

コインランドリーに適した立地で事業を始めるのであれば、20%程度以上の利回りを確保することもできるでしょう。

今後、需要が増えていくことも考えると、コインランドリーに適した土地をお持ちであれば検討する価値は充分にあります。

コインランドリー経営に向いている土地

コインランドリー経営に向いている土地として、以下のようなポイントが挙げられます。

□Point
・住宅地(特にアパートがたくさんある土地)

・周辺に大きな商業施設がある土地

・駐車場まで確保できる広さのある土地

住宅地(特にアパートがたくさんある土地)

コインランドリーの利用者は自宅から洗濯物を持ってくる必要があるため、コインランドリーは周辺に多くの住民が暮らしている土地で始めることが基本となります。

また、幹線道路は広告効果が高いものの、利用者にとって洗濯物を運ぶのに手間となることが多く、どちらかと言えば、住宅街の中にある土地の方がコインランドリー向きだと言えます。

周辺に大きな商業施設がある土地

周辺に大きな商業施設があるような土地だと、コインランドリーで洗濯をしている時間に商業施設で買い物するといった使い方が可能となります。

また、買い物のついでにコインランドリーによるといった使い方をされやすくなり、利用者の増加を見込めます。

駐車場まで確保できる広さのある土地

コインランドリーの利用者は車で洗濯物を持ってくるのが一般的で、そのため、一度に多くの利用者に利用してもらおうと思えば、それだけ多くの駐車場スペースを確保することが重要です。

【注意点】都市計画法の「第一種低層住居専用地域」の確認

都市計画の定められる地域では、建てられる建物の種類を定めた「用途地域」が指定されますが、12種類ある用途地域の中でも「第一種低層住居専用地域」に指定された土地では、コインランドリーを開業することができません。

第一種低層住居専用地域は、コインランドリーに適した土地として挙げた「周辺に多くの住民が暮らしている土地」のあるエリアに指定されていることも多いですが、こればかりはどうしようもありません。

「計画を進めたものの、最後になって用途地域が問題でコインランドリーを始められなかった」ということのないよう、最初に確認しておくようにしましょう。

コインランドリー経営の最近の実情

一家に一台洗濯機のある現代なので、コインランドリーを使ったことがないという人も多いです。

一方で、一部の人にとっては、コインランドリーの需要があるのは昔から変わりませんが、その「一部の人」が最近になって変わりつつあります。

コインランドリー利用者の変化

これまで、コインランドリーの利用者は上京したての学生や社会人が主な客層でしたが、今後のコインランドリーの主な利用者として期待できるのは、働くお母さんや外国人利用者です。

働くお母さんにとっては、コインランドリーを利用することで短い時間で洗濯~乾燥が可能になり、外国人利用者にとっては一時的な滞在のお供に利用できます。

JTB総合研究所のインバウンド訪日外国人動向では、2010年には約860万人だった訪日外国人が、2019年には約3,190万人まで上昇しています。

これら、働くお母さんの就業率や訪日外国人数は今後も増えることが予想され、さらなるコインランドリー需要の増加を見込むことができます。

■参考リンク
インバウンド訪日外国人動向|JTB総合研究所

日々進化しているコインランドリー

昔からあるコインランドリーを想像されている方にとって、今のコインランドリーはカルチャーショックを受けるほど大きな違いがあるかもしれません。

というのも、最近のコインランドリーの利用者は女性客の割合が高くなってきており、そうした需要に合わせて女性客に合わせた清潔でオシャレなスタイルのものも多くみられます。

また、洗濯機の機能も昔のものと比べるとかなり高性能になっており、自宅の洗濯機では取り切れない汚れもコインランドリーならきれいに仕上がるということも少なくありません。

コインランドリー経営の難易度、収入、労働時間

□コインランドリー経営の難易度、収入、労働時間

○難易度:★★★★☆

○収入:★★★☆☆

○労働時間:★☆☆☆☆

難易度に関しては、経営者の視点に立って考える必要があるので、難しいところがあります。

フランチャイズ経営や地代収入経営の場合は、副業に向いています。これらが軌道に乗り、大きくなってきてから横展開し本業にするという流れが一般的なセオリーです。

収入に関しては、先に書いたとおりですが、大きな収入を見込めません。長期運営して黒字転換にしていくビジネスモデルです。

労働時間に関しては、従業員を必要としないビジネス形態のため、自由が利きます。

まとめ

コインランドリー経営について、最近の動向や2つの経営方式、メリット・デメリットなどについてお伝えしてきました。

コインランドリー経営は、昔からある業態でありながら、今後増えていくことの予想される共働き世帯のお母さんや、訪日外国人を新たなターゲットとしており、これからの新規参入でも成功する可能性はあります。


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