ハロー効果とは?マーケティングや人事に必須の心理学

マーケティングで活用される『ハロー効果』という心理学があります。

加えて、ハロー効果は採用面接や人事評価にも現れるため、ビジネス用語としても知っておきたい概念です。

今回の記事では、ハロー効果を深く掘り下げて解説するとともに、その具体例、応用についてもまとめました。

【本記事の特徴】

○心理学のハロー効果がわかる。

○ハロー効果を仕事や恋愛に生かす考え方が身につく。

○マーケティングの質が上がる。

ハロー効果とは

ハロー効果とは、ある対象を評価するとき、その対象が持つ目立つ特徴につられて全体の評価が歪む心理現象をいいます。

たとえば、相手に「私は東大卒です」と言われたら、自分が有名大学を卒業していない場合、心のどこかで「負けた」「東大卒だから出来る人に違いない」などと思ってしまうような心理現象です。

心理学の世界では、認知バイアスと呼ばれるもののひとつです。

ハロー効果の「ハロー」は「Halo」と表記され、太陽や月の光が作り出す光輪のことをいいます。

「こんにちは」のHelloじゃないんだ!

ポジティブ・ハロー効果

評価者が人材を評価するとき、ある特定の評価が高いと判断された場合、別の項目のものも高い評価をしてしまう心理現象をいいます。

ビジネスシーンにおいてはこのポジティブ・ハロー効果がとても有効です。

たとえば、営業スキルが高いと評価された人は人材教育のスキルも高いと勘違いされてしまうというようなことだよ!

ネガティブ・ハロー効果

評価者が人材を評価するとき、ある特定の評価が低いと判断された場合、別の項目のものも低い評価をしてしまう心理現象をいいます。

新入社員の部下を初めて持つ上司にありがちな心理現象です。

たとえば、営業スキルが低いと評価された人はなぜか事務スキルも低いと評価されてしまうというようなことだよ!

ハロー効果の具体例

ハロー効果の代表的な具体例をだして、よりわかりやすくハロー効果について説明します。

意図的にハロー効果を自分に取り入れていけるスキルを身につけることが大事です。

雑誌や新聞などでよく使われるハロー効果の具体例

雑誌や新聞などの広告欄に「○○様ご愛用のこのサプリメント~」と紹介されている記事を見たことがある人は多いと思います。

これはまさにハロー効果を利用したマーケティングで、この○○様が有名な人ほど効果を発揮します。

なぜなら、「この人が使っているから安心」「この人が宣伝しているから大丈夫」「この人が使っているから良いもの」と一定割合の消費者はこのように思います。

実際にそのサプリメントを飲んだことがない人が『大丈夫』と感じてしまう心理現象を利用したマーケティング手法です。

映画で使われるハロー効果の具体例

「アカデミー賞6部門にノミネートされたこちらの映画の見どころは~」などと映画の宣伝を聞いたことがあると思います。

これはハロー効果が如実に表れています。

なぜなら、まだ賞を受賞した訳でもないその映画に、「アカデミー賞にノミネート(推薦)」という文言を付けるだけで、なぜかとても面白い映画だという印象付けができてしまいます。

確かにアカデミー賞にノミネートされること自体はすごいことですので、当然面白い映画なのだろうと想像できます。

ハロー効果の応用

ハロー効果とは、ある対象を評価するとき、その対象が持つ目立つ特徴につられて全体の評価が歪む心理現象でした。

以下にハロー効果を応用するときのポイントをまとめます。

□Point
・大きいモノの力や知名度などを借りる。
・相手の求めているモノを考え、自分のイメージに取り入れる。

では、どのようにハロー効果を応用するのか具体例をだして説明していきます。

ハロー効果を仕事に効かす

例えば、保険会社の小さな代理店の営業マンをしている場合

商談先で自己紹介するとき「大手保険会社○○の代理店□□の△△です」と伝えると思います。

ポイントは

・大手保険会社○○を付けているところ

です。

なぜなら、代理店□□の△△のみの挨拶だと会社自体に知名度がなく、商談相手に「?」をもたらすからです。

営業マンは知名度のある大手保険会社の○○を先につけることにより、安心できる代理店ですということを相手に訴えかけるのが基本です。

これはホームページ作成するときも一緒で、大手保険会社○○の代理店□□という言い回しでホームページを作る方が閲覧者にとって安心でき、且つ、SEO上でも良いのです。

ハロー効果を恋愛に効かす

【例えば、恋愛対象の相手がお金を大好きな人だとしたら】

自分の服装やアクセサリー、鞄などをブランド物にしてお金持ちの雰囲気をアピールしたら、その恋愛は成就する可能性が上がります。

ここでいうハロー効果の要素はお金です。

相手の趣味や嗜好の情報を先に入手することができれば、意図的にハロー効果を生み出すことは可能なのです。

お金持ちの雰囲気を身にまとうと確かに惹きつけられるかもしれないけど、上手にやらないとバレたときが恐いよ!

ハロー効果とマネジメント

マネジメント(management)は、英単語をそのまま訳せば「管理」や「経営」という意味を持ちます。昨今、組織の管理や運営を示す言葉として広く使われています。

ハロー効果の影響は規模が大きくなればなるほど、その効果も大きくなります。

個人単位でのハロー効果の影響よりも法人単位でのハロー効果の影響の方がよりハロー効果の影響を享受できます。

注意点としては、ハロー効果は良い点だけではなく、悪い点も存在するということです。

ポジティブだけでなくネガティブも考慮する

マネジメントを行う上で覚えておかなければならないこととして、ハロー効果は企業に大きな利益をもたらす可能性がある反面、失敗すると企業に大きな損害を与えることになり得るということです。

よくある例で、タレントの不祥事があります。

通常CMなどの宣伝に起用されたタレントは企業の商品を宣伝し、世間に周知していきます。しかし、その影響力のあるタレントが不祥事を起こし、警察に捕まるようなことがあれば、一気にその企業の商品のイメージダウンに繋がってしまいます。

マネジメントをする立場にある人は、より良い仕事をするためにハロー効果も踏まえ、最大限の利益をもたらす戦略を立てていかなければなりません。

ハロー効果と人事評価

ハロー効果の考え方としてポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果があるということを先に説明しました。

今回は少し角度を変えて説明していきます。

ハロー効果の考え方として、『真のハロー』『ハローエラー』という考え方があります。

真のハローは顕著となる評価とそれ以外の評価の間に乖離がないときに使われる言葉です。

ハローエラーとは顕著となる評価とそれ以外の評価の間に乖離が存在するときに使われる言葉です。

具体例でいうと、人事評価をする際に、評価される側に大きな功績があるとした場合、全体を通して過大な評価になってしまうということがハローエラーにあたります。

たとえば、TOEIC800点取っている人は英語がぺらぺらなハズ。頭良いから上司にしても問題ないだろう。と評価することがハローエラーだよ!

面接にも取り入れた方が良い

面接に行く際、その会社が学歴重視の会社か人柄重視の会社かを求人票などから読み取り、より良い面接にするために事前に情報を入手しておきます(考えておきます)。

学歴重視の場合は、学歴があればそこを何気なくアピールすることにより、相手にハロー効果をもたらせる場合があります。

人柄重視の企業であれば、例えば、「学生時代のクラブ活動では周りと協力して大会で入賞した経験がありまして・・・周りと協力する重要性が・・・」などの話をするとハロー効果をもたらす場合があります。

ときに、あざとさも大事だよ!

まとめ

何気なく過ごしている日常でハロー効果を意識して周りを見てみてください。

意外と身の回りで使われていることが多い心理学です。

ハロー効果を意図して使う人は少ないと思いますが、人は今までの人生経験から無意識的にハロー効果を使った行動、言動などをします。

大手の会社で働いている人によくありがちな

・俺、楽天の本社で働いているんだぜ
・俺、エネオスの本社勤務
・私は医者だ!

などです。


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