マジカルナンバー7±2(4±1)【短期記憶の心理学】

マジカルナンバー7±2という心理現象があります。これを知っているのと知っていないのとではマーケティングの質に大きく関わってきます。

今回の記事はマジカルナンバー7±2についてまとめました。そして現在主流になっているマジカルナンバー4±1についても併せてご紹介します。

【本記事の特徴】

○心理学のマジカルナンバー7±2がわかる。

○心理学のマジカルナンバー4±1がわかる。

○マーケティングの質が上がる。

マジカルナンバー7±2とは

突然ですが、円周率をどこまで覚えているでしょうか?3.14以下の数字をどのくらいまで言えるでしょうか?

少し覚えている人で3.141592までではないでしょうか。

マジカルナンバー7とは心理学の世界では、人間が一度に覚えられるものは7つまでという現象です。

±2が入るのは、ぱっと見て瞬時に覚えられる数が5個から9個までという意味です。だいたいの人はぱっと見て瞬時に覚えられる数字は7個になります。

マジカルナンバー4±1とは

2001年にミズーリ大学の心理学教授、ネルソン・コーワンはマジカルナンバー4±1という心理現象のほうがマジカルナンバー7よりも正しいマジカルナンバーだということを提唱しました。これはマジカルナンバー7±2と内容は変わらないのですが、数字だけが減少しました。

ビジネスにおいてはマジカルナンバー4±1が今(2020年)となっては主流となっています。

マジカルナンバーの具体例

マジカルナンバー7であってもマジカルナンバー4であってもそれに起因している例があります。

マジカルナンバー7±2の例

大ベストセラーになった本に「7つの習慣」というものがあります。読んでみると中身もなるほどなぁとうなずけるものばかりです。

しかし、なぜこの本が大ベストセラーになったのかというと「7つの習慣」というタイトルが消費者の目に止まりやすかったからです。そして、7つの項目に内容をまとめていたことにより、消費者が目を通すとき、分かりやすく(インプットしやすく)、アウトプットもしやすい内容になっていたからです。

7つという数字は今となっては後付けのように感じますが、事実この7つの習慣はマーケティングを上手に考えた人間の心理を突いた手法で販売されています。

7つの習慣は僕も読んだよ!あの本は、まだ成功を手に入れていない人たちではなく、既に成功を手に入れている人たちから広まっていき、大ベストセラーにまで発展したんだ。

マジカルナンバー4±1の例

電話番号は10桁か11桁の数字で表されますが、これを連続して表記するととても分かりにくい数字の連番になります。電話番号を4桁に区切ることにより、人間の脳は覚えやすくなります。

電話番号のハイフンは記憶を助ける役割を果たしています。

このことから多すぎる羅列や選択肢、物事などを理解するときは4桁±1にして覚えることが効果的です。

覚えるのに人間の頭の良し悪しは関係ない

人間の短期記憶の容量は、頭の良し悪しは関係ありません。

特にマジカルナンバー4の場合は普通の人なら短期記憶の観点からだれでも覚えられます。

人間の頭の良し悪しは関係なく印象を残せる心理テクニックということはビジネスにも応用が利きます。

・自分にとってどのようにマジカルナンバーを使うか
・お客さまに対してどのようにマジカルナンバーを使うか

で今後が大きく変わってきます。

ビジネスではマジカルナンバー4が支流

マジカルナンバー4は自分の意思や記憶としてのツールだけではなく、相手に何かを伝えたり、プレゼンなどの発表をしたりするときも大きな役目を果たします。

相手もまた自分と同じ人間です。多すぎる要素を与えるよりもシンプルにした要素を与えることにより、相手の理解を得る確率が大きく上がります。

マジカルナンバー4±1の下限の3に絞って話をすることが一般的です。最も強調したいポイントを3つに絞り、相手に伝えます。シンプルに伝えるからこそ、的外れな結果は返って来にくいのです。

この3つを適当に考えて話すのではなく、3つを真剣に考えて相手を誘導することがコツです。

ビジネスへの応用

短期記憶を利用してマーケティング戦略を説明します。

【5つ以内を意識した商品陳列】

商品バリエーションを5つに抑えて商品棚に陳列したとします。

その前を通ったお客さまはその商品を見て通り過ぎました。

しかし、そのお客さまはその商品を意識していないにしても脳裏にその棚に何々あったかを一瞬記憶しています。

そして5つというちょうど良い個数が多すぎず(ごちゃごちゃせず)、キレイに陳列されているイメージも植え付けられます。

これが6つ以上だと、ごちゃごちゃしたイメージを持たれやすくなり、短期記憶の効果も半減してしまいます。

これがマジカルナンバー4±1の上限の考え方です。

【4つを意識した商品陳列や選択肢】

4つを意識したマーケティングは商品陳列にもアンケートなどの選択肢にも使われています。

4つという商品陳列や選択肢は多すぎず少なすぎずの印象を相手に与えます。

これの繰り返しにより、賑やかなお店に見えたり、質の高いアンケート結果をもらうことが出来やすくなります。

まとめ

●マジカルナンバー7は心理学の世界では、人間が一度に覚えられるものは7つまでという現象をいう。

●今(2020年)ではマジカルナンバー4が支流となっている。

●マジカルナンバーはマーケティングをする上で知っておかなければならない心理学。


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