エピソード記憶とは【心理学】

エピソード記憶について本日の記事はまとめています。エピソード記憶といえば、昨今の脳科学ブームでも有名になりました。心理学の視点からエピソード効果を説明し、ビジネスに繋げていけるよう、具体例を入れてわかりやすく説明しています。

【本記事の特徴】

○心理学のエピソード記憶がわかる。

○店作りが上手になる。

○マーケティングの質が上がる。

エピソード記憶とは

エピソード記憶とは「個人が経験した出来事の記憶」が今起こっている事象に対して思い返される心理現象をいいます。

たとえば、今ではすっかり流れていない昔好きだった曲が、CMなどで急に流れたとき、ついつい見てしまったり、過去を思い出したりした経験は誰にでもあるかと思います。これがエピソード記憶と呼ばれている心理現象です。

エピソード記憶の具体例

【アウトプットすることによって色濃く残る記憶】

アウトプットが苦手という人がいます。もちろん全然それはそれで問題ないのですが、アウトプットが苦手という人も、人に何らかの説明をして教えてあげた経験というのはあると思います。

人に何かしらの物事を教えるとき、振り返ってみると、その人に教えた記憶、教えた内容が自分の頭の中に色濃く残っていませんか?おそらく、残っているという人の方が圧倒的に多いと思います。

これは、「人に物事を教えた」ということがエピソードとして頭の中に残っており、それが起因して内容までも一緒に頭の中に入ってしまったという現象です。

僕は人に物事を教えることが多いんだけど、教えたことが頭に色濃く残るんだ。

記憶力が良い人はたくさんいますが、「自分は記憶力に自信がない」という人はあえて覚えたことをすぐにアウトプットしていけばその悩みは解消されます。エピソード効果とはそれだけ頭に残る心理現象です。

少し話は逸れますが、学生時代にテストのカンニングをしようと消しゴムや机の上にテストに出るであろう問題の答えを書いた経験のある人はいますか?実は私はそれをした経験がたくさんあります。

消しゴムや机に書いたまでは良いのですが、結果的に描いた内容が頭の中に入ってきていて意味がありませんでした。

普段なら全然覚えられないことでも行動とその覚える対象がマッチングしたとき、人間の記憶に色濃く残ります。

【田舎の情緒あふれる田園風景】

「田舎の情緒あふれる田園風景」と聞けば、穏やかな風に稲が揺られるド田舎の風景を思い浮かべる人が多いと思います。

実際に経験したことでなくても、過去に想像した経験のある場所というのもエピソード効果の一種です。

たとえば、田舎のおふくろの味という言葉がありますが、定食屋さんに入り、焼き魚定食なんかを注文すると湯気がたったお味噌汁も一緒についてきます。食べてみると優しい味にほっこりという経験を持っている人は多いと思います。

実はこれ、実家が田舎でない人でも起こる心理現象です。東京に実家がある人でも、お店のキャッチコピーに「田舎のおふくろの味」と書かれていると、なんとなく想像でやさしい味がすると思ってしまいます。これは過去に「田舎のおふくろの味」を想像した経験があるからこそ記憶に残っているエピソード効果ということです。

最近偏った食生活をしているなというときに僕はおふくろの味と書かれているメニューを頼むことが多いな。

エピソード効果の応用

エピソード効果の理解が深まってきたと思います。では、さっそくビジネスに落とし込んでみましょう。

エピソード効果をビジネスに落とし込む簡単な方法は、マーケティングのセグメンテーションでターゲティングをすることはよくありますが、例えば、30歳~40歳の男性にターゲットを絞ったとき、その年代が学生時代のときに流行った音楽を広告のバックミュージックで流すと効果的です。

上記でも説明した通り、過去に経験した出来事に反応して(この場合昔の好きだった曲が耳に入ってくる)、ついつい広告を見てしまいます。青春時代の古き良き時代を思い出させるような曲が適しているかもしれません。

実際、テレビCMではよくこのエピソード効果を取り入れた手法が使われています。私もついつい青春時代の音楽が耳に入ってくるとテレビを見てしまいます。

マーケティングは奥が深いです。ターゲットを絞り切ることで、そのターゲットに向けた、ターゲットのためだけの戦略が実は多くの人に波及する最適な広告となります。

まとめ

●エピソード記憶とは「個人が経験した出来事の記憶」が今起こっている事象に対して思い返される心理現象をいう。

●エピソード効果はビジネスに有効である。

●エピソード効果の視点で考えるとアウトプットすることが効率的な記憶方法になる。


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